BMW X1(F48)へSASというECUを追加してアクティブクルーズコントロール(ACC)を取り付けました。
全車に追従して車間距離を保ちながら走行してくれるACCは長距離ドライブや渋滞時の強い味方。
運転手の疲労軽減に大きく貢献します。
アップルカープレイ(AppleCarPlay)はフルスクリーン表示で有効化。
地図アプリの最新地図データで目的地までのナビ案内が実現します。
アクティブクルーズコントロール(ACC)とフルスクリーン仕様のアップルカープレイ(AppleCarPlay)で快適なドライブをお楽しみいただけます。
車両情報
車種 | BMW X1 ( F48 ) 18d |
初年度登録 | 2017年 |
都道府県 | 大阪府 |
SAS追加の純正アクティブクルーズコントロール ( ACC ) 後付装着
アクティブクルーズコントロール ( ACC )
アクティブクルーズコントロール ( ACC )とは、レーダー・センサーがたえず道路を走査し、クルマの速度を調整して前車との距離を維持します。再び道路がすくと、システムが自動的に加速させます。
このアクティブクルーズコントロール(ACC)ですが、2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)、X2(F39)では、フロントカメラのみで制御しています。
2シリーズアクティブツアラー(F45)、2シリーズグランツアラー(F46)、X1(F48)、X2(F39)では、フロントバンパー中央にミリ波レーダーが無い仕様になっています。
アクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作するためのECUは【 SAS 】と呼ばれるコンピューターのことで、この【 SAS 】が標準装備されている車両であれば、アクティブクルーズコントロール ( ACC )用のスイッチ装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作いたします。
【 SAS 】が標準装備されていない車両では、アクティブクルーズコントロール ( ACC )用のスイッチ装着と【 SAS 】の装着とコーディング施工でアクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作できます!!
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )取付作業
まずは、ステアリングに取り付けられているマルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換します。
ステアリングを車両から外して、マルチファンクションスイッチを交換します。
マルチファンクションスイッチをアクティブクルーズコントロール用に交換してからステアリングを車両に戻します。
続いては、SASというECUを車両へ取り付けます。
事前にライコウで製作しているレトロフィットハーネスにて配線作業を行ないます。
スイッチ交換と【SAS】の配線作業が完了した後で、コーディング施工を行ないますとアクティブクルーズコントロールの設定は完了です。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )動作チェック
BMW X1 ( F48 )を走行させて、時速30km/hでアクティブクルーズコントロール(ACC)のスイッチを押すことで、アクティブクルーズコントロール(ACC)が動作を始めます。
前方の走行車両に近づいていきますと、メーター内に車両を認識したと知らせるアイコンが点灯します。
前方を走行する車両との車間距離を保ちながら、設定した速度の範囲内で追従走行をしてくれます。
赤信号が点灯している交差点に近づき、前方を走行している車両が速度を落としていきます。
そして、時速0km/hで停止しました。
信号待ちなどで3秒以上停止した際、車両は待機モードに入ります。
待機モードに入った場合、設定速度の部分がアンバー色に変化します。
時速0km/hの完全停止状態の時で、自らがブレーキペダルを踏んでなくても車両のブレーキライトは点灯してくれています。
待機モードに入ると、青信号に変わって前方の車両が進みだしても追従走行してくれません。
RESボタンを押すことで再追従して走行をはじめます。
念には念をってことで、じっくりと試走を繰り返して、動作に問題無いことを確認しております。
長距離ドライブや渋滞時に大変役立ってくれるアクティブクルーズコントロール ( ACC )がバッチリ動作してくれました。
ドライブ時の疲労軽減に効果を発揮してくれますよっ。
アクティブクルーズコントロール ( ACC )をフロントカメラのみで制御する車両は、BMW 2シリーズアクティブツアラー ( F45 ) / BMW 2シリーズグランツアラー ( F46 ) / BMW X1 ( F48 ) / BMW X2 ( F39 ) / ミニ ハッチバック ( F55 / F56 ) / ミニ コンバーチブル ( F57 ) / ミニ クラブマン ( F54 ) / ミニ クロスオーバー ( F60 )になります。
純正アクティブクルーズコントロール ( ACC )後付装着に関してのご留意事項
2022年よりメーカーオプション後付装着の価格を含めて、価格の見直しを行なっております。
為替相場が円安で、コロナの影響で送料が高騰したり、部品自体の価格改定があったりしている状況ですので、なにとぞご理解いただけますようお願い申し上げます。
また、以前にブログなどに記載している価格があるかもしれませんが、現時点での価格は都度お問い合わせをお願いいたします。
ライコウで所有しているF45で2017年8月にアクティブクルーズコントロール(ACC)後付してから約110,000km以上走行して思ったことですが、F系ミニ( F54 / F55 / F56 / F57 / F60 )では、フロントカメラのみで制御していますので、BMWの他車種のアクティブクルーズコントロール ( ACC )と比較しますと弱点があります。
F系ミニ( F54 / F55 / F56 / F57 / F60 )では、ミリ波レーダーでの制御は無く、フロントカメラのみで制御しているため、カメラで認識できない状況の場合はアクティブクルーズコントロール ( ACC )が動作してくれません。
例えば、西日などの逆光や降雪などの視界不良時、メッキパーツをまとったトラックの後ろを走行しているときにはアクティブクルーズコントロール ( ACC )が突然解除されてしまいます。
この現象は、F系ミニ( F54 / F55 / F56 / F57 / F60 )ではアクティブクルーズコントロール ( ACC )の標準装着、後付装着に限らず起こりえる症状ですので、あらかじめご留意いただければと思います。
【 SAS 】追加によるアクティブクルーズコントロール後付け装着ですが、ディーラー作業でプログラムのバージョンアップが実施されてしまった際、ライコウでの再設定作業が必要になる場合がございます。その際の再設定費用は無償対応させていただく予定です。
本来ですと、【 SAS 】追加の他に、コンピューター交換やセンサー交換が必要で、部品代が高額になります。その部品は交換せずにアクティブクルーズコントロール ( ACC )の後付装着を実現させ、装着費用を極力抑えさせていただいております。
最後に当然のことと思いますが、ご注意事項を説明させていただきます。
・運転者には通常の安全運転の義務があります。運転時は常に先行車との車間距離や、周囲の状況、運転環境に注意して必要に応じてブレーキペダルを踏むなど、安全運転に努めてください。
・アクティブクルーズコントロール ( ACC )に頼った運転は、絶対に行なわないでください。
・わき見運転やぼんやり運転など運転者の不注意を防止したり、悪天候時の視界不良下での運転を支援するものではありません。
・アクティブクルーズコントロール ( ACC )は、あらゆる状況下で衝突を軽減したり、作動したりするものではありません。
・アクティブクルーズコントロール ( ACC )の認識性能・制御性能には限界があります。各機能の警告を必ず参照の上、正しくご使用ください。誤った使用をすると、適切に制御が行なわれず、思わぬ事故につながる恐れがあります。
フルスクリーン表示の純正AppleCarPlay ( アップルカープレイ )有効化
BMW & MINIのAppleCarPlay ( アップルカープレイ )
AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) は、iPhoneを車両に接続してiPhoneにインストールされているアプリを操作することが可能です。地図アプリや音楽アプリなどAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) に対応しているアプリが車両の画面に表示されます。
通常、iPhoneを車両に接続するには有線ケーブルを使用するのですが、BMW&MINIはワイヤレス接続になります、ケーブルが必要なく車両と接続してAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) が楽しめます。
BMW&MINIのAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) は、車両製造時にメーカーオプションで組み込まれるか、BMW CONNECTED DRIVEからデジタルサービスを申し込んで車両に組み込む方法が一般的です。
BMW CONNECTED DRIVEにAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) のデジタルサービスが無い場合は認証コード方式でAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストール
お乗りのBMWやMINIのBMW CONNECTED DRIVEにAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) のデジタルサービスが無い場合があります。
その場合は、BMW CONNECTED DRIVEを通じてAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) を愛車にインストールできません。
その代わりに認証コード方式でAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストールします。
車両へ認証コードをインストールし、コーディングを行なうことでワイヤレス接続のAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) を使用することができるようになります。
認証コード方式のAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストール
BMWやMINIでAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) を使用するには、iPhoneと車両をワイヤレス接続します。まずは、Bluetooth接続を行ない、それから自動的にWifi接続へと切り替えてiPhoneと車両が通信を行ないます。
そのため、ヘッドユニットにはWifiアンテナが接続されている必要があります。
ヘッドユニットにWifiアンテナが接続されていない場合は、BMW&MINI純正部品のWifiアンテナを取り付けます。
そして、認証コードのAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストールすれば作業は完了です。
ご来店いただいBMW X1 ( F48 )は、ヘッドユニットのHMIバージョンが新しくなっていましたので、AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) のフルスクリーン表示を可能にするコーディング施工も実施いたしました。
認証コード方式のAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) 動作チェック
AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) のインストールしますと、AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) のメニューが現れます。
まずは、iPhoneとBMW X1 ( F48 )を新規機器接続でAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) を選択して接続作業を行ないます。
ディスプレイに表示される指示に従ってiPhoneの接続作業を進めます。
無事にiPhoneとBMW X1 ( F48 )が接続できAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) の画面が表示されました。
iPhoneにインストールされているAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) 対応のアプリが表示されます。
地図アプリや音楽アプリの動作チェックを行ないます。
iPhoneの音楽アプリを画面タッチ操作でミュージック再生。
iPhoneの地図アプリもフルスクリーン表示され、見やすくなっています。画面操作での目的地設定はもちろん可能ですが、iPhone内で目的地設定すればリアルタイムでAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) に反映してくれますので、目的地設定がとても容易になります。
ヘッドユニットのHMIバージョンが新しくなっていますので、フルスクリーン仕様へコーディング。
ディスプレイ全体でAppleCarPlay ( アップルカープレイ )が表示します。
フルスクリーン仕様になることでAppleCarPlay ( アップルカープレイ )の見やすさや使いやすさが格段に向上します。
ディスプレイにもAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) がメニュー表示され、AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) が標準装備の車両やBMW CONNECTED DRIVEでAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストールした車両と同じように操作できます。
Android ( アンドロイド ) のスクリーンミラーリング ( Screen Mirroring )
認証コード方式でAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストールした場合、Android ( アンドロイド ) 端末のスクリーンミラーリング ( Screen Mirroring ) も同時インストールできます。
Android ( アンドロイド ) 端末の画面をiDrive画面にそのまま映し出す機能です。
Android ( アンドロイド ) 端末によってスクリーンミラーリング ( Screen Mirroring ) の接続方法は異なります。
ライコウでは、HUAWEI ( ファーウェイ ) 製のAndroid ( アンドロイド ) タブレットを使って動作チェックを行なっています。
Webブラウザを表示させたり、YouTube動画を表示させたりできます。
なお、Android ( アンドロイド ) のスクリーンミラーリング ( Screen Mirroring ) はAndroid ( アンドロイド ) 端末画面をiDrive画面へ表示させるだけですので、iDrive画面のタッチ操作はできません。
また、Android ( アンドロイド ) のスクリーンミラーリング ( Screen Mirroring ) は、Android ( アンドロイド ) 端末との相性問題があります。
Android ( アンドロイド ) 端末の種類が非常に多く把握しきれていませんが、第5世代ヘッドユニット ID5 / 第6世代ヘッドユニット ID6では国産のAndroid ( アンドロイド ) 端末ではスクリーンミラーリング ( Screen Mirroring ) できないようです。
HUAWEI ( ファーウェイ ) やGalaxy ( ギャラクシー ) など海外生産のAndroid ( アンドロイド ) 端末では、スクリーンミラーリング ( Screen Mirroring ) の動作確認ができています。
認証コード方式のAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) の注意事項
認証コード方式のAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストールした場合の注意事項をお知らせいたします。
通常AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をご使用いただくに当たっては何ら問題はありませんが、ディーラー修理でヘッドユニットのプログラミング作業が実施されてしまった場合、AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) の機能が消えてしまうと同時に、純正ナビゲーションが使えなくなってしまうケースがございます。
その場合、BMWカスタム専門店のライコウへ車両を持ってきていただければ、AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) と純正ナビゲーションの機能を無償サービスで復活させていただいてますのでご安心ください。
無償サービスは、BMWカスタム専門店のライコウでAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストールさせていただいたお客様の車両に限ります。
BMWカスタム専門店のライコウ以外でAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) をインストールさた車両のAppleCarPlay ( アップルカープレイ ) 復活や純正ナビゲーション復活など、有償サービスとはなりますが、お客様のご要望に応じて各種サービスをご用意しています。
- AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) の再インストール
- 純正ナビゲーションの復活
- AppleCarPlay ( アップルカープレイ ) の完全消去
など、BMWやMINIディーラーで対応しきれない作業もMINIカスタム専門店のライコウは可能です。BMWやMINIディーラーでの作業後のヘッドユニット不動などのトラブルはBMWカスタム専門店のライコウにお任せください。