BMW X1(F48) 小さなバネが疲労骨折したために発する車両動き出し注意の警告メッセージを修理

エンジンを掛けるたびにメーターパネルやディスプレイに【車両動き出し注意】と表示される警告メッセージ。
ステップトロニック式ギアセレクターでは定番の故障で、アッセンブリー交換ではなく、本体内部の部品交換によって修理します。
ディーラーの行なうアッセンブリー交換よりも費用を抑えることができ、作業時間も短時間で完了できます。

BMW X1(F48) 小さなバネが疲労骨折したために発する車両動き出し注意の警告メッセージを修理

車両情報

車種BMW X1 ( F48 ) 20i
初年度登録2016年
都道府県大阪府

ギアセレクタースイッチボックス修理作業

ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障

ステップトロニック式のギアセレクターでは定番の故障となっています。

【車両動き出し注意】や【車両を固定する】といった警告メッセージがメーターパネルやディスプレイに表示されます。

ISTA診断機でエラーチェックしても同様にエラーがメモリーされています。

ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障

【EGS】にエラーが記録されています。

ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障

シフトはPレンジに入っているものの、車両としてはPレンジに入っていないと認識してしまっているため警告を発します。

BMW正規ディーラー曰くこのエラーが出ていると車検が通らないようです。
エラーが出ていても運転には支障が無く放置している方もおられると思いますが、車検に通らなくなってしまうのでいずれは修理が必要です。

BMW正規ディーラーだとギアセレクター本体交換による修理作業のみとなり15万円程度の修理代だと聞いています。
実際はギアセレクター内部の部品を交換するだけで直すことができます。
BMW専門店のライコウでは、ギアセレクター本体を交換せずギアセレクター内部の部品を交換する修理です。

ギアセレクター本体を交換しませんので、環境に優しい修理とも言えます。
ディーラーはISTA診断機に頼りきった修理手法で、ギアセレクター本体をアッセンブリー交換しかやらないので産業廃棄物が出まくりです。
ギアセレクター本体のアッセンブリー交換という修理方法は果たして環境に優しいのか?

ギアセレクタースイッチボックス修理作業

それではギアセレクター内部の部品を交換します。

といってもギアセレクター本体にアクセスするために、車内のシートなどの装備を取り外してからの交換作業となりますので作業自体は大掛かりです。

BMW X1 ( F48 )の内装パーツを取り外していき、ようやくギアセレクター本体まで辿り着きました。

ギアセレクター本体を分解して、不具合のある部品を交換します。

ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障

故障の原因は小さなバネ。バネから伸びているワイヤーが金属疲労で折れ曲がっています。

ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障

疲労骨折したバネから新品のバネへ交換します。

ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障

ギアセレクター本体に部品を組み込んで、内装パーツも車両へ取り付けて作業は完了です。

車両からもISTA診断機からもエラー表示が消えました。

ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障
ステップトロニック式のギアセレクターで定番の故障

車内のシートなどの装備を取り外しての作業となりますので作業時間を要しますが、ギアセレクター本体交換の修理費用と比べるとはるかにお安く不具合を直すことができます。

BMW X1 ( F48 )の場合、ギアセレクタースイッチボックス修理費用は40,000円(税別)になります。
為替の影響や部品価格の変動などによって価格が変動することがありますので、ライコウブログでは基本的には価格を表示していません。

ただ、【車両動き出し注意】や【車両を固定する】といった警告メッセージを発するギアセレクタースイッチボックス内部故障へのお問い合わせが最近増えていますので修理費用を明示いたしました。

BMW X1 ( F48 )
ギアセレクタースイッチボックス修理費用
40,000円(税別)

取り付けられているパーツが多い場合は、脱着工賃を加算する場合がありますので予めご了承ください。

かなり慣れてきてスムーズに作業が進んだことにより作業時間は2時間までで完了できました。

ギアセレクター本体を交換しませんので、環境に優しい修理とも言えます。
ディーラーはISTA診断機に頼りきった修理手法で、ギアセレクター本体をアッセンブリー交換しかやらないので産業廃棄物が出まくりです。
ギアセレクター本体のアッセンブリー交換という修理方法は果たして環境に優しいのか?

コーディング施工

コーディングとは・・・

愛車を自分仕様へと変身させることができるのがコーディングです。
コーディングによって、使い勝手の悪さを改善したり、製造年月での仕様の違いやグレード&装備の違いなどによって封印されている機能を呼び起こすことができます。

ドアロック時のドアミラー格納時間変更

ドアロック時にドアミラーが格納するためにはロックボタンを1.5秒押し続けます。ドアミラー格納時間の1.5秒を変更します。

ドアロック時のドアミラー格納時間変更

エンジン始動時にアイドリングストップのオフ設定

アイドリングストップがオフの状態でエンジン始動します。
標準仕様はアイドリングストップがオンの状態でエンジン始動します。
アイドリングストップのスイッチを押すことでオンにできます。

エンジン始動時にアイドリングストップのオフ設定

コーディングでのご留意事項

車両のコンピューターには、プログラムファイルや設定ファイルなどがインストールされており、コーディングは設定ファイルの中身を変更します。
したがいまして、設定ファイルに存在している項目のみが変更できるため、存在しない項目については変更できません。コーディングではプログラムファイルは変更できない為、コーディングによって何でも機能が実現できるわけではありません。