BMW X2の「左リアターンインジケーター異常」警告対応事例

BMW X2(F39)でリアウインカーが点灯しないトラブルが発生。
診断結果はテールライト内部の端子溶損による接触不良。
通常ならテールライト交換(5万円超)が必要なところを、ライコウでははんだ補修で修理対応。
費用を抑えて機能復活を実現した作業事例をご紹介します。
BMW X2のウインカー不良でお困りの方は必見です。

BMW X2の「左リアターンインジケーター異常」警告対応事例

車両情報

車種BMW X2 ( F39 ) 20i
初年度登録2018年
都道府県千葉県

リアウインカー点灯不良!テールライト端子焼損の修理

■ 警告表示「左リアターンインジケーター異常」

メーターパネルに「左リアターンインジケーター異常」の警告が表示されているとのご相談を受け、ご来店いただきました。

📸 「警告メッセージが表示されたメーターパネル」

警告メッセージが表示されたメーターパネル
警告メッセージが表示されたメーターパネル

BMW専用の診断機にてエラーチェックを実施したところ、「左リア車幅灯アウトプットの故障」とのエラーコードを確認。症状の深掘りを進めます。

📸 「BMW専用の診断機にてエラーチェックを実施」

BMW専用の診断機にてエラーチェックを実施
BMW専用の診断機にてエラーチェックを実施

BMW専用診断機は、ここまでしか診断できないので、何が原因なのかは現物を見て判断する必要があります。

■ ウインカーバルブは正常 → テールライト内部の端子異常を発見

テールライトを取り外して、まずはウインカー用バルブの確認を行いました。

📸 「テールライトを外してバルブをチェック」

テールライトを外してバルブをチェック

電球は切れておらず、点灯確認も問題なし。しかしテールライト内部をじっくり観察すると、ウインカー用バルブホルダーと接触する端子部分が発熱により溶解。端子が沈み込み、接点不良を引き起こしていることが判明しました。

📸 「溶けて沈み込んだ端子周辺のアップ」

溶けて沈み込んだ端子周辺のアップ
溶けて沈み込んだ端子周辺のアップ

■ 本来なら56,300円のテールライト交換が必要なところを修理で対応!

テールライト本体の交換には56,300円(税別)のパーツ代がかかります。しかしライコウでは、より費用を抑えるため、沈み込んだ端子部分を修復する方向で対応しました。

📸 「ハンダ修復処置中」

溶けて沈み込んだ端子周辺のアップ

ハンダを盛って端子の高さを復元し、バルブホルダーがしっかり接触するように処置。症状が深刻だったため、適切な量のハンダを用い、テールライト他部位に影響が出ないよう慎重に作業しました。

■ 修理完了!無事ウインカー点灯復活

作業後はテストにてリアウインカーの正常動作を確認。

📸 「修理完了後、点灯するウインカー」

修理完了後、点灯するウインカー
修理完了後、点灯するウインカー

交換なしで無事復旧し、お客様にも大変ご満足いただけました。

■ X2(F39)で多発?リアウインカー点灯不良の傾向と注意点

BMW X2(F39)では今回のように、リアウインカー端子部の発熱・接触不良による点灯トラブルが増えています。

【強調ポイント】

  • リアウインカーの点灯不良は電球ではなくテールライト内部の構造が原因である場合が多い。
  • 発熱で端子が溶け、接触しなくなるため、単なるバルブ交換では解決できないケースが多い。
  • ライコウでは端子補修でコストを抑えつつ修理対応可能。

【注意点】

  • テールライト内部の損傷があまりにひどい場合は修理では対応できず、部品交換が必要となるケースもあります。
  • 応急処置ではなく、確実に接点が確保できるよう専門技術を要する修理のため、DIY対応は推奨しません。

■まとめ:BMW X2のテールライト不良は交換前にご相談ください

「ウインカーが点かない」「警告が出る」といったトラブルが起きた際、焦ってパーツ交換に踏み切る前に、まずはライコウへご相談ください。修理対応でコストを抑え、安心の仕上がりをお届けいたします。