
BMW X3(G01)20dのデイライトLEDモジュール交換と、焼損した導光面のリペア修理を行ないました。助手席側ヘッドライトの外側デイライトが暗く発光するようになってしまったお車で、東京都から初めてご来店いただきました。走行距離は44,000kmです。デイライトが暗い・色味が変わってきたという症状は、ヘッドライト内部のアクリル導光体が焼損していることが原因になっているケースがほとんどです。


| 車種 | BMW X3(G01)20d |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2021年 |
| 来店エリア | 東京都 |
デイライト溶解部の削り・磨き施工で導光面をクリアな面に再生

入庫時の症状は、助手席側ヘッドライトの外側デイライトだけが暗く発光するというものでした。BMWのデイライトは、LEDの光をアクリル製の導光体に通して線状に光らせる構造になっています。この導光体が発光用LEDの熱を受け続けると表面が焼損し、透明度を失って光を導かなくなります。その結果、輝度が落ちる・部分的に色味が変わる・進行すると不点灯になるといった症状が出てきます。今回のお車も、外側デイライトの導光面が焼損したことで暗い発光になっていました。

この症状は一般的にはヘッドライトASSYごとの交換で案内される内容で、純正ヘッドライトは高額なパーツです。ライコウではヘッドライトを車両から取り外して分解し、内部の状態を目視で確認したうえで、焼損してしまった部分を削り落とすリペア修理で対応しています。G01はデイライトのLEDモジュールがヘッドライト裏側にあるため、バンパーを脱着してヘッドライトを取り外してから作業に入ります。
削り作業は、サンドペーパーの番手を粗いものから細かいものへ段階的に切り替えながら進めます。焼損部分を落として平らな面をつくり、そこから滑らかな面、最後に光沢のあるクリアな面へと仕上げていきます。アクリルの面を透明な状態に整えることで、LEDの光が再び導光体を通って発光するようになります。焼損が進んでいるほど削り落とす量が増え、LEDと導光面の距離が広がるぶん修理後の輝度が新品時ほどには戻らない場合があるため、この点は作業前にご説明したうえで着手しています。

あわせて、まだ焼損していない内側のデイライトについても予防処置を行なっています。内側のデイライトも今後同じように焼損する恐れがあるため、LEDと導光面の隙間をあける措置を施し、ヘッドライト側LEDの調整も実施しました。ダメージが浅いうちに処置しておけば削る量を最小限に抑えられますし、後日あらためて分解作業を行なう必要がなくなります。なお今回は、運転席側については予防作業を行なわないというお客様のご意向でしたので、助手席側のみの施工となっています。
まとめ
- 助手席側ヘッドライトの外側デイライトが暗く発光する原因は、アクリル導光体の焼損でした
- 焼損した部分を削り落とし、番手を上げながら光沢のあるクリアな面に仕上げるリペア修理を実施
- LEDモジュールにもダメージがあったため、BMW純正新品へ交換
- 暗かったデイライトが明るく白く発光する状態に復活
- 内側のデイライトは今後の焼損を防ぐため予防処置を行ない、ヘッドライト側LEDの調整も実施
BMW X3のデイライトが暗い、片側だけ色味が違う、不点灯になってしまったという症状は、ヘッドライトASSY交換ではなくリペアで対応できる場合があります。ライコウでは分解して内部の状態を確認したうえで、削りによる導光面の再生とLEDモジュール交換のどちらが必要かを判断しています。デイライトの不具合でお困りの際は、ライコウ横浜店・彦根店へお気軽にご相談ください。
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