
ブレーキ警告点灯でご入庫のMINIクラブマン(F54)。DIXCEL製ブレーキディスクローター&Premiumパッドへ交換し、ISTAで警告リセットを実施。


車両情報
| 車種 | ミニ クラブマン(F54) LCI クーパー(COOPER) |
| 初年度登録 | 2019年 |
| 都道府県 | 滋賀県 |
ブレーキ警告点灯による点検と診断
滋賀県内からご来店いただいたお客様の MINI クラブマン(F54) クーパー(2019年式・LCIモデル)。
メーターパネルに「ブレーキシステム、走行注意」という警告メッセージが表示されていました。
この警告は、ブレーキパッドの摩耗やブレーキセンサーの異常を示しており、そのまま放置すると制動性能が低下するおそれがあります。



ライコウではまず、BMW/MINI専用診断機《ISTA》を使用して車両のディフェクトメモリー(故障記録)を確認しました。
結果は「ブレーキパッド摩耗センサー:リアアスクル/ブレーキパッドを新品に交換する」との明確な指示。
この時点でブレーキパッドの摩耗が進んでいることが確定したため、前後の点検を実施しました。

今回は、フロント側ブレーキディスクローターに摩耗が見られ、交換推奨レベルと判断。
同時にパッドとセンサーもセットで交換することで、長期的に安定した制動力を維持できるよう整備を進めました。
DIXCEL製ブレーキパーツを使用した交換作業
今回使用したのは DIXCEL製ブレーキディスクローター(PDタイプ) と DIXCEL製ブレーキパッド(Premiumタイプ) の組み合わせ。
いずれも信頼性が高く、MINI純正品との相性も良好なアフターパーツです。



ライコウでは、ブレーキパッドの選択肢として 「Mタイプ(低ダスト)」 が人気ですが、今回は街乗りメインの静粛性と初期制動重視の 「Premiumタイプ」 をご選択いただきました。
DIXCEL Premiumタイプは、純正に近い制動フィーリングを保ちながらダストを軽減し、ブレーキ鳴きも抑制されているため、日常使いに最適なモデルです。
👉 DIXCEL公式ページはこちら:
https://www.dixcel.co.jp/product/pad/premium/
交換は フロントディスクローター+前後ブレーキパッド+ブレーキパッドセンサー の同時施工。




F54 ブレーキパッド 交換後 ISTAによるリセット作業と仕上げのホイール洗浄
ブレーキ関連の交換作業後は、専用診断機 ISTA を使用して ブレーキパッドのリセット を実施。
これによりメーターパネル上の警告が消え、再び正確な摩耗残量の監視が可能になります。


また、アルミホイールを脱着したタイミングで、裏面まで徹底洗浄を実施しました。
シルバーのホイールにこびりついたブレーキダストを表裏ともに除去し、見た目も性能もリフレッシュ。
新品のブレーキパッドとの相乗効果で、制動性能の安定とホイール美観を両立させました。




作業後の試運転ではブレーキ鳴きもなく、制動力の立ち上がりもスムーズ。
低速域からのブレーキフィーリングが柔らかく、Premiumタイプ特有の扱いやすさを体感できました。
今回のまとめと注意点
DIXCEL製ブレーキパーツは、純正同等の品質を保ちつつコストパフォーマンスにも優れた製品です。
とくにF54クラブマンのような重量車では、ローターとパッドをセットで交換することが重要で、片方のみ新品にすると制動時のジャダーや鳴きの原因になることがあります。
また、交換後はパッド当たり(慣らし)を意識し、最初の200〜300kmは強いブレーキングを避けるのがポイントです。
この期間を適切に走行することで、ローター表面に均一な摩耗層が形成され、静かで安定したブレーキフィールが得られます。
ライコウではBMW/MINI専用診断機《ISTA》を完備しており、ブレーキパッドリセットや警告灯消去にも対応可能。
ブレーキの異音・ダスト・制動力低下など気になる症状がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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