
MINI ハッチバック(F56)にて、突然のブラックアウトによるヘッドユニット交換、エンジンの不快な振動を抑えるマウント&サポート交換、水分混入によるサイドフラッシャー交換を修理しました。
各不具合を確実に解消し、快適で安全なドライブ環境を実現。
MINI特有のトラブルも専門設備と技術でスピーディーに対応いたします。

車両情報
車種 | ミニ ハッチバック ( F56 ) クーパーSD ( COOPERSD ) |
初年度登録 | 2017年 |
都道府県 | 滋賀県 |
中古ヘッドユニット( EVO ID4 )を活用した交換修理
ヘッドユニットが突然の故障…
今回のご相談は、「走行中にヘッドユニットの画面がブラックアウトして、ゴング音すら鳴らない」というもの。
ヘッドユニットが故障してしまうと、ナビやメディア再生はもちろん、車両設定やエラー警告の確認もできなくなり、非常に危険です。
中古ヘッドユニットをベースに最新化してから交換
ライコウでは、中古の純正ヘッドユニットに対して、車両情報のインストールとともに、最新プログラムと地図データの更新を事前に実施。
ご来店当日は約1時間で交換作業を完了できる体制を整えています。
ヘッドユニット( EVO ID4 )の修理手順は、
- 中古ヘッドユニットに入っている車台番号や認証コードなどを一旦初期化
- 修理作業で取り付ける車両の車台番号や認証コードをインストール
- ヘッドユニットのプログラムを最新バージョンへバージョンアップ
- ナビ地図データを最新バージョンへバージョンアップ
- ヘッドユニットを2時間程度稼働させる
をお客様がご来店いただくまでに行なっています。
認証コードはBMW & MINI正規のデータをBMW AGより調達してます。
修理後はすべての機能が復活!
交換後は無事に画面表示や音声案内、車両設定なども復旧。

車両へ装着したヘッドユニットの動作チェックを行なって問題が無いことを確認しています。



ナビゲーションは、GPS衛星の受信が完了して自車位置が現在地になるかを試走してチェックします。


地図データは2025年バージョンへ更新済みです。


無事にミニ ハッチバック ( F56 )のヘッドユニット機能が動作してくれ作業は完了です。
特にトラブルもなく想定範囲内の不具合内容でしたので修理時間は1時間程度でした。
愛車を複数日お預かりすることも無く、お待ちいただいている間に修理作業を完了できました。
ご来店いただくまでにヘッドユニットの設定作業や動作チェックをキッチリを行なっているため、ご来店時には短時間での修理を実現できています。
ご来店当日に作業は完了しますので、そのまま乗って帰れます。
エンジンマウント&ペンドラムサポート交換修理
エンジンの振動、気になっていませんか?
エンジンマウントは、車体とエンジンを繋ぐゴム製の支持部品で、エンジンの振動を吸収し、快適な走行を実現しています。
一方でペンドラムサポート(トルクロッド)は、エンジンのねじれや揺れを抑える役割を担っています。
これらの部品が劣化すると、以下のような症状が出ることがあります:
- エンジン始動時の振動が大きくなる
- アイドリング中に車体がブルブルと震える
- 加速時・減速時にゴトゴトと音がする
- ギアチェンジ時にショックが大きくなる
エンジンマウントやペンドラムサポートは、走行距離や経年劣化によって硬化・劣化し、エンジンからの振動が直接車内に伝わるようになります。
特にアイドリング時やシフトチェンジ時に、ビビリ音や細かな振動を感じていたら、交換のサインです。
交換作業の内容とポイント
劣化したエンジンマウントとペンドラムサポート
実際に取り外した部品を確認すると、ゴム部分がひび割れ、ヘタリが見られました。
ペンドラムサポートもブッシュが潰れており、エンジンの動きに対して十分な抑制力を発揮できていない状態でした。
📸 交換前の部品の写真







新品パーツへの交換
劣化していた部品を取り外し、MINI純正の新品マウントとサポートへ交換。
📸 MINI純正の新品マウントとサポート



しっかりと車体へ固定し、トルクレンチで規定値にて締め付けていきます。
📸 新品パーツ装着後の写真





エンジンマウント・ペンドラムサポート交換のメリット
- 異音や振動が解消し、静粛性が向上
- ドライビングフィールの改善
- トランスミッションへの負担軽減
- 他の関連部品への悪影響を防止
劣化したまま放置すると、最悪の場合はミッションマウントや排気系部品にまで負担がかかり、修理費用が高額化する恐れもあります。
注意事項とアドバイス
- 純正部品の仕様変更により、取付金具の形状が異なる場合があります。
- DIYでの交換はジャッキアップやトルク管理の精度が求められるため、専門ショップでの作業を推奨します。
- 定期的な点検とメンテナンスが重要です。気になる振動や異音がある場合は早めの対応をおすすめします。
サイドフラッシャー交換修理
サイドフラッシャー内部に水滴が…
今回は左右サイドフラッシャー内部に水分が混入し、レンズ内に水滴が付着していました。
見た目が悪くなるだけでなく、最悪の場合はショートの危険性もあるため、早めの対処が必要です。


MINI純正新品サイドフラッシャーへ交換
劣化していたフラッシャーを取り外し、新品へ交換。
交換にあたっては、取り外し後に車両側の接点も丁寧に清掃し、水分の再混入を防ぐ施工もあわせて実施しました。

クリアな光でフレッシュな印象に
交換後はレンズ内部もクリアになり、点灯時の光もはっきりと視認できるようになりました。
まとめ|MINIの各種修理・アップデートもライコウにお任せください!
今回のように、MINI ハッチバック(F56) CooperSDでは
- 電装系(ヘッドユニット)
- 駆動系(エンジンマウント)
- 灯火系(サイドフラッシャー)
といった異なるカテゴリの修理が一度に発生するケースもあります。
ライコウでは、MINI専用の診断機器や純正部品のルートを確保しているため、あらゆる修理やアップデートに迅速対応が可能です。
同じような症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。