
G32 デイライト 修理の事例をご紹介します。今回は東京都よりお越しのBMW 6シリーズ グランツーリスモ(G32)630iで、デイライト(DRL)のプラスチック部分が焼損して暗くなり、LEDモジュールも不調という状態でした。走行距離は約9.8万kmと使い込まれた1台で、来週に車検を控えるなか「なんとかできないか」とご相談をいただき、以前から構想を練っていたプラスチックの再生治療に挑戦しました。


| 車種 | BMW 6シリーズ グランツーリスモ(G32)630i |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2019年 |
| 来店エリア | 東京都 |
G32 デイライト修理|プラスチック再生治療とLEDモジュール交換

症状の確認
まずは点灯状態を確認します。運転席側ヘッドライトは内側のデイライトが茶色く暗くなっており、助手席側ヘッドライトは両方のデイライトが暗く、青色っぽく発光している状態でした。


デイライトのプラスチック導光体が焼損すると、こうした暗さや変色、青みがかった発光があらわれます。これはLEDの発熱による構造的な要因で、BMW・MINIの一部車両で見られる定番のトラブルです。

ヘッドライトを取り外して中身を確認したところ、助手席側は深刻な状況でした。焼損というよりもプラスチック部分がドロドロに溶けており、通常であればリペア不可能なレベルです。焼損した部分を削り落とすと、LEDとプラスチック(導光面)の距離がかなり離れてしまうため、そのままではデイライトの光を正しく発光させることが難しい状態でした。
再生治療とは
そこで取り組んだのが、以前から構想を練っていた「再生治療」です。再生治療とは、焼損部分を削り落とし、LEDとプラスチック(導光面)の隙間が離れすぎてしまった箇所に同じ素材のプラスチックを溶着してつなぎ合わせ、LEDと導光面の距離を縮める作業です。アクリル焼損による切削量が多いと、削った分だけLEDと導光面が離れて輝度が下がってしまいます。再生治療はこの距離を縮め直すことで、明るさを取り戻すことを狙った手法です。車検直前というタイミングでしたが、ダメ元でも構わないからとのご依頼をいただき、施工を開始しました。
助手席側の施工

まずは助手席側です。焼損した部分をしっかりと削り落とし、クリアで光沢のある導光面に再生していきます。


約2cm程度削り落として、ようやくクリアな面になりました。


そこへ同じ材質のプラスチックを溶着させ、LEDと導光面の距離を縮めます。外側のプラスチックはダメージが少なかったため再生治療は行なわず、既存の焼損部分を削り落とすだけで済みました。

その後、BMW純正新品のLEDモジュールに交換して点灯チェックを行なったところ、助手席側内側のデイライトは無事に白く明るく発光するようになり、再生治療は成功と言える仕上がりになりました。
運転席側の施工

続いて運転席側のプラスチックリペアを行ないます。内側の焼損した部分を削り落とし、クリアで光沢のある面に再生します。

外側はダメージの少なかった部分ですが、予防措置として削り落とし、LEDと導光面に隙間を設ける措置を行ないました。そのうえでBMW純正新品のLEDモジュールに交換し、動作チェックを実施。

こちらも問題なく、白く明るいデイライトの発光が復活しました。
以前から構想だけ持っていた再生治療でしたが、今回の事例によってデイライトの輝度を維持できることが確認できました。お客様にも大変喜んでいただけた施工です。

プラスチック焼損による切削量が多く輝度が下がってしまう車両に対しては、今後もこの再生治療をご提案していきたいと考えています。なお、デイライトの暗さは早期発見・早期修理が輝度維持のうえで重要ですので、気になる症状があればお早めにご相談ください。
まとめ
- BMW 6シリーズ グランツーリスモ(G32)630iのデイライト(DRL)が、プラスチック焼損で暗くなり青色っぽく発光していました
- 助手席側はプラスチックがドロドロに溶け、通常はリペア不可能なレベルまで進行していました
- 焼損部を削り落とし、同材質プラスチックを溶着してLEDと導光面の距離を縮める再生治療を実施しました
- 助手席側は約2cm削り落としてから溶着、運転席側は内側を再生し外側は予防措置を施しました
- 左右ともBMW純正新品LEDモジュールに交換し、白く明るいデイライト発光が復活しました

プラスチック焼損で暗くなったデイライトの修理は、ライコウにお任せください。今回のような切削量の多いケースでも、プラスチック再生治療とLEDモジュール交換で輝度の回復を目指します。BMW 6シリーズ グランツーリスモのデイライトでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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