BMW X3(G01)20d デイライト不点灯を修理|ディーラーでASSY交換と診断された焼損をリペアで復活|東京都

BMW X3(G01)20dのデイライト修理を行ないました。左側のデイライト(イカリング)だけが点灯しないという症状でのご来店です。BMW正規ディーラーでの分解診断ではLEDモジュールとヘッドライトASSY側の双方に焼損が確認され、モジュールのみの交換では改善が難しいためヘッドライトASSY交換が必要と案内されていました。新品ASSYでの修理は高額になるため、ほかに費用を抑えられる選択肢がないかとセカンドオピニオンをお求めになり、当店の同症状の施工事例をご覧いただいてお問い合わせいただきました。

BMW X3(G01)20d
BMW X3(G01)20d
車種BMW X3(G01)20d
年式(初年度登録)2020年
来店エリア東京都

G01 ヘッドライト側LED焼損部の削り・磨き調整でデイライトを修理

外側デイライトが黄色く暗く発光している状態

ご相談時は左側のデイライトが点灯しないとのことでしたが、実車を確認すると助手席側ヘッドライトの外側デイライトが黄色く暗く発光している状態でした。まずはヘッドライトを車両から取り外し、内部の状態を確認します。焼損したデイライトにありがちな茶色さはありません。内部を確認してみると、焼損ではなく導光板が削り落とされた形跡が見受けられました。そのため、デイライトの発光色が白色ではなく、黄色く暗い発光になっていたようです。

焼損ではなく導光板が削り落とされた形跡

やはり導光面を削り落としただけでは、明るさは復活しません。削られた面はガタガタの状態のままで、光を導く面としては非常に品質の悪い状況でした。

削り落とされた導光面を平らで光沢のある面へリペア

平らで光沢のある面になるようリペア

そこで、その部分を平らで光沢のある面になるようリペアしました。荒れた面を削り直したうえで、番手を段階的に上げながら研磨し、光沢が出るところまで仕上げていきます。ただし、もともと削り落とされていた分に加えて平面を出すための削り量が多くなりましたので、このままではデイライトの発光輝度が明らかに暗くなるのが目に見えていました。

ポリカーボネートの円柱を接着してLED灯体との距離を詰める再生加工

ポリカーボネートの円柱を導光面に接着し再生治療

そこで再生治療を行ないました。ポリカーボネートの円柱を導光面に接着し、削り込んだぶん遠くなってしまったLED灯体と導光面の距離を縮めています。そうすることにより、外側のデイライトの発光輝度をそれほど下げることなく、デイライトが復活してくれました。

この距離の設定が今回の作業の肝になります。LED灯体と導光体が接触していると、熱が直接伝わって焼損トラブルの原因になります。逆に、LED灯体と導光面の距離が離れると、今度はデイライトの発光輝度が暗くなってしまいます。その中間程度の飛び代になるように導光帯を設定してあげると、焼損トラブルを避けながらデイライトの発光輝度も保たれるということが、これまでの施工からわかってきました。今回もその中間を狙って接着位置を決めています。

同じヘッドライト内の内側デイライトには焼損の予防処置

合わせて、同じ助手席側ヘッドライト内にある内側のデイライトにも、焼損を防止するための処置をさせていただきました。まだ焼損していない導光面をあらかじめ整えておくことで、後日また同じトラブルでヘッドライトを脱着する手間とコストを避けられます。なお今回は、運転席側ヘッドライトの予防作業は行なっていません。

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助手席側のLEDモジュールをBMW純正新品へ交換

外側のデイライトは白く発光する状態まで復活

導光面のリペアと合わせて、助手席側の外側デイライトのLEDモジュールをBMW純正新品へ交換しました。デイライトの発光不良はLEDの発熱によって導光体が焼損することで起こりますが、熱のダメージは導光体だけでなくLEDモジュール自体にも及びます。今回はディーラーの分解診断でもLEDモジュール側の焼損が確認されていましたので、モジュールは純正新品へ交換したうえで導光面をリペアするという組み合わせで対応しています。

ディーラーではLEDモジュールとヘッドライトASSY側の双方に焼損があるためASSY交換が必要という判断でしたが、ライコウでは導光面のリペアとLEDモジュール交換で対応できました。ヘッドライトを丸ごと交換する方法と比べて、現実的な費用でデイライトの発光を取り戻せる選択肢になります。ただし導光体に深いクラックがある場合やレンズ本体に割れがある場合など、リペアでは対応しきれずASSY交換をおすすめするケースもありますので、実車の状態を確認したうえでご提案しています。

施工後はヘッドライトを車両へ組み付け直し、点灯チェックを行なって発光状態を確認しました。黄色く暗くなっていた外側のデイライトは白く発光する状態まで復活し、内側のデイライトと見比べても違和感のない仕上がりになっています。

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まとめ

  • BMW X3(G01)20dの左側デイライトが点灯しない・暗いという症状。正規ディーラーではLEDモジュールとヘッドライトASSY双方の焼損によりASSY交換が必要と診断されていました
  • ヘッドライト内部を確認すると焼損部分が削り落とされた形跡があり、導光面がガタガタのまま黄色く暗い発光になっていました
  • 導光面を平らで光沢のある面にリペアし、削り量が増えたぶんはポリカーボネートの円柱を導光面に接着してLED灯体との距離を詰める再生加工で輝度を確保しました
  • LED灯体と導光体が接触すると焼損トラブルになり、離れすぎると暗くなるため、その中間の飛び代を狙って導光帯を設定しています
  • 助手席側外側のデイライトはLEDモジュールをBMW純正新品へ交換。同じヘッドライト内の内側デイライトには焼損の予防処置を実施しました
  • ヘッドライトASSY交換をせずに、点灯チェックまで動作確認済みの状態でデイライトを復活させています

BMW X3のイカリングが点灯しない、片側だけ暗い・黄色いといった症状は、早めにご相談いただくほど削り量を抑えたリペアで対応しやすくなります。ヘッドライトASSY交換のお見積もりを前にお悩みの方は、LEDモジュール交換と導光面リペアという選択肢もありますので、ライコウ横浜店・彦根店までお気軽にご相談ください。