
三重県よりご来店いただいた、BMW 2シリーズ グランクーペ(F44)218dのデイライト修理の事例です。助手席側ヘッドライトの外側デイライトが茶色く暗い状態になってしまう症状で、修理のご相談をいただきました。LEDの発熱で焼損した導光面のリペアと、BMW純正LEDモジュールへの交換によって、白く明るい発光へ復活させています。


| 車種 | BMW 2シリーズ グランクーペ(F44)218d |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2020年 |
| 来店エリア | 三重県 |
F44 デイライト導光面の焼損をリペア修理

入庫時の状態は、助手席側ヘッドライトの外側デイライトが茶色く暗い状態になっていました。リングライトとして白く光るはずの部分が、部分的に茶色く濁ったような発光になってしまっている状態です。

この症状は、デイライトの導光面がLEDの発熱によって焼損してしまったために起こっています。デイライトはLEDの光をアクリル製の導光体に通して線状に光らせる構造になっているため、LEDの直近にあたる導光面が熱で溶解・変色すると光が導かれなくなり、茶色く暗い発光になってしまいます。

この内容の修理は、一般的にはヘッドライトASSY交換で対応されるケースが多い部位です。ライコウではヘッドライトを分解し、焼損して茶色くなった部分を削り落としてクリアな状態に復活させるリペア作業を行なっています。サンドペーパーの番手を粗いものから細かいものへ段階的に切り替えながら研磨し、平らな面から滑らかな面、そして光沢のある面へと仕上げていきます。
なお、F44はデイライトの作業にあたってフロントバンパーの脱着が必要になります。ヘッドライトを取り外したうえで分解・リペアを行ない、組み付け後は車両に装着した状態で点灯チェックを行なって仕上がりを確認しています。
ひとつご注意いただきたいのが、焼損ダメージが進むほど削り落とす量が多くなるという点です。切削量が多くなるとデイライトの発光輝度は元の状態よりも暗くなってしまいます。従いましてデイライトの発光不良は、早期発見・早期修理がとても重要です。茶色く見え始めた段階でご相談いただければ、それだけ元の明るさに近い状態まで戻しやすくなります。
助手席側のデイライトLEDモジュールをBMW純正新品へ交換

今回は導光面のアクリルだけでなく、光源であるLEDモジュール側にもダメージがありましたので、BMW純正の新品LEDモジュールへ交換しました。アクリルのリペアだけを行なっても、発光している素子側にダメージが残っていれば発光状態は戻りません。状態を確認したうえで、必要な範囲を純正部品で確実に置き換えています。

導光面のリペアとLEDモジュール交換をセットで行なうことで、茶色く暗かったデイライトは明るく白く発光するようになりました。点灯した状態で見比べると、入庫時との差は見た目にもはっきりと分かる仕上がりです。

また、運転席側についても同様の対策(導光面の削り作業)をご案内しています。今回は症状が出ている助手席側のみの施工となりましたので、左右で光量に差が出る可能性があることを事前にご説明したうえで作業を進めました。左右の見え方を揃えたい場合は、運転席側も合わせて施工いただくことをおすすめしています。
まとめ
- BMW 2シリーズ グランクーペ 218dの助手席側デイライトが茶色く暗く発光する症状で三重県よりご来店
- 原因はLEDの発熱による導光面の溶解・焼損。焼けた部分を削り落として段階的に研磨し、クリアな状態へリペア
- LEDモジュールにもダメージがあったため、BMW純正新品へLEDモジュール交換を実施
- 作業にはフロントバンパーの脱着が必要。組み付け後に点灯チェックを行ない、白く明るい発光へ復活
- 切削量が増えるほど輝度は元より下がるため、リングライトの変色は早期発見・早期修理が重要
ヘッドライトASSY交換になる前に手を打てるのが、デイライトのリペア修理の大きなメリットです。デイライトが茶色く見える、片側だけ暗い、といった症状にお気づきの際は、お早めにライコウへご相談ください。
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