
千葉県よりBMW M2 クーペ(F87)にご来店いただきました。今回はF87 デイライト修理として、助手席側ヘッドライト内側のデイライトが暗く発光してしまう症状の修理を承りました。デイライトが茶色く発色していることにお客様ご自身が気づかれ、ライコウのデイライト修理実績をご覧になってご依頼いただいたケースです。症状が出てから1週間以内、長くても1ヶ月以内という早い段階でのご相談でした。あわせて以前から気になっていらっしゃったAppleCarPlayの有効化も施工させていただきました。


| 車種 | BMW M2 クーペ(F87)LCI M2 |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2018年 |
| 来店エリア | 千葉県 |
助手席側デイライトのLEDモジュール交換でF87 デイライト修理を施工

ご入庫時の状態を確認すると、助手席側ヘッドライトの内側にあるデイライトだけが暗く発光していました。運転席側と見比べると光量の差は明らかで、白い発光が茶色くくすんだような見え方になっている状態です。

BMWのデイライトは、LEDの光をアクリル製の導光体(導光帯)に通して線状に光らせる構造になっています。この構造上、LEDのすぐ近くにあたる導光面はどうしても熱の影響を受けやすく、長く使ううちにLEDの発熱でアクリルが溶解・変色してしまいます。これが今回の症状の原因である焼損です。透明度を失ったアクリルは光を導けなくなるため、LED自体が点いていても輝度が大きく落ち、茶色く暗い発光に見えてしまいます。

この部位は一般的にヘッドライトASSY交換で対応されることが多く、ディーラーでもユニット丸ごとの交換を案内されるケースがあります。

ライコウではヘッドライト内部の状態を目視で確認したうえで、焼損してしまった導光面を削り落とすリペア修理を行なっています。削り落とした面はサンドペーパーの番手を粗いものから細かいものへ段階的に切り替えて研磨し、平らな面から滑らかな面、そして光沢のある面へと仕上げていきます。アクリルの透明度を取り戻すことで、LEDの光が再び導光面を通って発光するようになります。
ただし、アクリル側を整えるだけでは仕上がりが戻らないことがあります。光源であるLEDモジュール側にもダメージが残っていると、発光状態が元どおりにならないためです。今回のF87も分解して確認したところ、LEDモジュールのチップLEDにダメージが出ていましたので、BMW純正新品のLEDモジュールへ交換させていただきました。導光面のリペアと純正新品LEDモジュール交換をセットで行なった結果、暗く発光していたデイライトは明るく白く発光する状態へ復活しています。作業の最後はヘッドライト点灯チェックを行ない、左右の見え方まで確認して仕上げました。

なお、焼損のダメージが進んでいるほど削り落とす量が多くなり、LEDと導光面の間に隙間ができるため、修理後の輝度が新品時ほどには戻らない場合があります。今回のお客様は症状に気づかれてから1ヶ月以内にご相談いただいた早いタイミングでしたので、削り落とす量を抑えた状態で対応できました。デイライトが茶色く見え始めた段階でご相談いただけるほど、元の明るさに近い状態まで戻しやすくなります。
焼損していない導光体への予防処置

今回はヘッドライト側のLEDについても状態を確認し、まだ焼損していない部分の導光体に対して予防処置を行ないました。


焼損はLEDの発熱という構造的な要因で起こるものですので、同じヘッドライトの中でまだ症状が出ていない箇所も、同じ経過をたどる可能性があるためです。

もちろん予防処置をしたからといって再発の可能性がなくなるわけではありませんが、何もしないまま組み戻すより現実的なメリットがあると考えています。
AppleCarPlay有効化とフルスクリーン化のコーディング施工

AppleCarPlay有効化
純正のAppleCarPlayを後から使えるようにするため、ライコウでは認証コード方式で有効化を行なっており、今回のF87でも同じ手順で施工させていただきました。

iPhoneとの接続はWi-Fiを使ったワイヤレス接続になります。

有効化するとiDriveのディスプレイで地図アプリや音楽アプリが利用できるようになり、プレイリストの再生や画面タッチでの直感的な操作ができるようになります。
AppleCarPlayフルスクリーン化


AppleCarPlayをディスプレイいっぱいに表示させるフルスクリーン化は、車両のHMIバージョンが関係します。バージョンが低い車両ではフルスクリーン表示ができず、iDriveディスプレイの3分の2程度の表示にとどまってしまいます。今回のBMW M2 クーペはHMIバージョンが更新されていましたので、有効化とあわせてフルスクリーン表示も有効にさせていただきました。3分の2表示と全画面表示では地図の見やすさが大きく変わりますので、ナビ目的でAppleCarPlayを使われる方ほど違いを感じていただけるはずです。
まとめ
- 助手席側デイライトが暗く茶色く発光していた原因は、LEDの発熱によるアクリル導光体の焼損でした
- 焼損部を削り落として段階的に研磨するリペアと、BMW M2のLEDモジュール交換(BMW純正新品)をセットで実施し、明るく白い発光へ復活させました
- 焼損していない導光体も予防処置を行ないました
- AppleCarPlay有効化を認証コード方式で施工し、HMIバージョンが更新済みだったためフルスクリーン化まで対応できました
BMW M2 クーペ(F87)のデイライト修理とAppleCarPlayの有効化はライコウにお任せください。デイライトの焼損は早いタイミングでご相談いただくほど、元の明るさに近い状態まで戻しやすくなります。ヘッドライトの見え方が左右で違う、デイライトが茶色くくすんできたといった症状にお心当たりがありましたら、お気軽にご相談ください。
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