
千葉県からBMW 2シリーズ カブリオレ(F23)LCI 220iのお客様にご来店いただきました。両側とも内側のデイライトが薄い茶色に変色し、ヘッドライトが点灯しない状態です。修理ができるのか中古ユニットへの交換になるのか判断がつかず、まずは見積りをというお問い合わせからの初来店でした。今回はF23 ヘッドライト修理として焼損した導光体のリペアとLEDモジュール交換を行ない、あわせてドライブレコーダーの入れ替えとコーディングを施工しています。


| 車種 | BMW 2シリーズ カブリオレ(F23)LCI 220i |
|---|---|
| 年式(初年度登録) | 2018年 |
| 来店エリア | 千葉県 |
F23 ヘッドライト修理でアダプティブLEDのデイライト発光を復活

入庫時の状態を確認すると、両側ヘッドライトとも内側のデイライトが茶色く暗く発光していました。

BMWのデイライトは、LEDの光をアクリル製の導光体に通して線状に光らせる構造になっています。今回はデイライトとして発光する導光体が、デイライトのLEDの発熱によって焼損してしまったことが原因でした。


焼損した部分は茶色く変色して透明度を失い、その位置で光が遮られてしまうため、デイライト全体が暗く、発光色まで茶色く見えてしまいます。


修理は、その焼損した部分を削り落とすリペア修理を行ないました。まず変色したアクリルを大まかに削り落とし、そこからサンドペーパーで段階的に番手を上げながら、平らな面、滑らかな面、そして光沢のあるクリアな面へと仕上げていきます。この導光面の仕上がりがそのまま発光の見え方に直結するため、時間をかけて面を整える工程です。


あわせて、まだ症状の出ていない外側のデイライトの導光帯にも予防処置をさせていただきました。デイライトの焼損はLEDの発熱という構造的な要因で起こるため、あらかじめ熱の影響を受けにくくしておくことで再発のリスクを抑えられます。


今回はLEDモジュール自体にもダメージがありましたので、BMW純正新品のLEDモジュールに交換させていただきました。導光体だけを直してもLED素子が焼けていれば本来の光には戻らず、逆にLEDモジュールを交換しただけでも導光体が焼損していれば茶色い発光のままになります。


両方に手を入れることで、茶色く暗かったデイライトが明るく白く発光する状態に復活しました。組み付け後は点灯チェックと動作チェックを行なって施工完了としています。

F22、F23、F87のLCIモデルのヘッドライトの場合、このリペア修理はヘッドライトを車両から取り外すことなく作業できます。バンパーやヘッドライトユニットの脱着が不要な分、作業時間と工賃を抑えられるのが型式ごとの構造を把握しているライコウの強みです。ディーラーではヘッドライトユニットごとの交換を案内されて高額な見積りになるケースが多いのですが、導光面のリペアと必要なLEDモジュールの交換で対応できれば費用は大きく変わります。ただし焼損が進むほど削り落とす量が増え、修理後の輝度は落ちやすくなりますので、茶色い、暗いと感じた段階でお早めにご相談いただくほど良い状態で戻すことができます。
BELLOF製デジタルインナーミラー型ドライブレコーダーへ入れ替え

以前から装着されていたドライブレコーダーを取り外し、BELLOF製のデジタルインナーミラー型ドライブレコーダーを装着させていただきました。デジタルインナーミラー型はドライブレコーダーとデジタルルームミラーが一体になった製品で、車両後方に取り付けたカメラの映像をミラー面に映し出します。今回は駐車監視ユニットを装着しない構成での取り付けです。


オープンカーは幌の影響でどうしても後方視界が悪くなりますが、デジタルミラーにすることで後方の視界をスッキリとさせることができます。鏡のルームミラーのように後席の乗員や積載物、ピラーに遮られることがなく、幌をクローズしている状態でもリアカメラが捉えた後方をそのまま確認できるのが、コンバーチブルでデジタルミラーを選ぶ大きな理由です。
既存のドライブレコーダーは、本体だけを外して配線を車内に残すようなことはせず、配線も含めて残らず撤去してから新しい機器の取り付けに入ります。使われていない配線が内装の内側に残っていると、後々の点検や作業の際に判断を迷わせる原因になるためです。

ミラー本体は純正ルームミラーにバンドで固定し、ETCの表示窓やカードの出し入れを妨げない位置を意識して調整しました。


リアカメラはナンバープレートとナンバー灯を遮らない位置に取り付け、配線はすべて内装パネルの内側へ通して車内に露出しないよう隠蔽処理しています。分岐にはエレクトロタップを使わず、接触不良や断線のリスクを残さない配線処理を徹底しました。
アイドリングストップOFF状態のデフォルト化を施工

通常、エンジンを始動するとアイドリングストップ機能は有効な状態になっています。この設定を反転させ、エンジン始動時からアイドリングストップ機能がOFFの状態になるようにコーディングしました。乗り込むたびにスイッチを押してOFFにする操作が不要になります。コーディングは車両コンピュータのプログラム自体を書き換えるものではなく、車両にあらかじめ用意されている設定値を変更するものです。施工後は実際にエンジンを始動し、始動時点でアイドリングストップがOFFになっていることを確認しています。
まとめ
- BMW 2シリーズ カブリオレ(F23)LCI 220iのアダプティブLEDヘッドライトに発生した両側のデイライト変色を、導光体のリペアで改善しました
- ダメージのあったLEDモジュールはBMW純正新品へ交換し、明るく白い発光に復活しています
- 症状の出ていない外側の導光帯にも予防処置を行ない、再発リスクを抑えました
- F22・F23・F87のLCIモデルは、ヘッドライトを車両から取り外すことなくリペア修理ができます
- 既存のドラレコを配線ごと撤去し、デジタルインナーミラー型ドライブレコーダーへ入れ替えました
- アイドリングストップOFF状態のデフォルト化コーディングもあわせて施工しています
デイライトの変色や発光不良は、早めにご相談いただくほど削り落とす量が少なく済み、良い状態で戻すことができます。ヘッドライトユニットごとの交換を案内されてお困りの方も、まずは現車を確認させてください。ライコウ横浜店では千葉県をはじめ関東各地からご来店いただいております。
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