【ライコウ横浜店ブログ】

東京都よりBMW X1(F48)のお客様にご来店いただきました。
おクルマは、2015年の20iになります。

今回は、中古ヘッドユニットを活用したヘッドユニット(EVO ID4)修理作業を承りました。

中古ヘッドユニットを活用したヘッドユニット(EVO ID4)修理作業

iDrive画面に地図や設定情報などを表示させる役割を担っているヘッドユニット。
現在、BMWでは第8世代のヘッドユニットが登場しています。
F系のBMWでは第2世代から第6世代のヘッドユニットが存在しています。
今回ヘッドユニットを修理させていただいたのは第4世代のEVOモデル。
2015年から2017年の車両に搭載されているナビユニットです。

iDrive画面はブラックアウトで何も表示しない状態、ゴング音は鳴るがオーディオは鳴らないといったはじめてお目にかかるケースです。

画面はブラックアウトなものの定期的にヘッドユニットが再起動しているような音がしていました。

ISTA診断機でエラーチェックしてみるとヘッドユニットとメーターパネルが通信出来ていません。

ヘッドユニット内部故障のようです。

ナビが使えない、音楽が鳴らない、バックカメラの後方映像が確認できないなど、不便だらけですね。

今回用意した中古のヘッドユニットを車両へ取り付けしエンジンを始動させますと、無事に中古ヘッドユニットが起動し、iDriveオープニング画面が表示されました。

ヘッドユニットにはクルマの車台番号やオプション装備に適した認証コードがインストールされています。

ってことで、中古のヘッドユニットにも以前に装着していた際の車両の車台番号やオプション装備に適した認証コードが入っています。

違う車両へヘッドユニットを移植することになりますので、車台番号などの不整合が発生します。その不整合を正さないと移植先の車両で正常な動作をしてくれません。

ご来店までに中古ヘッドユニットの車台番号を今回の車台番号へ変更&純正の認証コードをインストール&プログラムバージョンを最新データへ更新&ナビゲーションの地図データを最新バージョンへ更新といった作業と行なっています。

メインメニューから様々な機能の動作チェックを行ないます。

GPS衛星の受信が完了し、自車位置が現在地になりました。

実際にテスト走行を行ない、ナビが問題無く動作してくれることも確認できました。

無事に様々な機能が復活してくれました。

ディーラー修理作業だと約40万円の費用が必要だったのですが、中古ヘッドユニットを移植することで、費用を大幅に低減できました。

付け加えてお話ししますと、ディーラー修理で使用するヘッドユニットですが、NBTモデルの場合はもう新品が存在していません。交換などで引き取ったヘッドユニットをメーカー工場へ送り返してリフレッシュして再利用という再生品になっています。それに在庫が少ない状態と聞いていますので、交換までに日数がかかってしまうようです。

NBTモデルのヘッドユニットは、ご存じの方も多いと思われますが、ホント壊れやすい部品です。
【NO SIGNAL】って表示されたり、再起動を繰り返したり、今までに様々な症状をお客様からお聞きしてました。

ご相談多数のため、中古ヘッドユニット(NBT ID3&EVO ID4)を在庫するようにいたしました。
そして、認証コードインストールなどの設定作業を事前に行なうようにいたしましたので最短1時間でヘッドユニットを復活させて車両をお返しすることができるようになりました。

中古のヘッドユニットを装着することに抵抗感をお持ちの方もおられると思います。

2022年3月よりヘッドユニットの修理作業を始めていますが修理実績は50台を超えてます。

ライコウでは中古品にも関わらず6か月の保証期間を設けて、お客様に安心をお届けします。
それ以降に万一ヘッドユニットが不動になってもヘッドユニット調達費用のみ頂戴しますが交換対応をしていきます。